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劇団概要 |
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イヨネスコ劇場はワフタンゴフ学校の流れをくむモスクワのポリス・シューキン演劇学校を卒業した若手俳優グループによってソ連邦崩壊直前の1991年11月に、新生モルドバ共和国の首都キシニョフで正式に結成された。
1993年からIETM(Informal Europian Theater Meeting)のメンバー。 1988年、ターリン(エストニア)の国際実験演劇祭で、『ゴドーを待ちながら』が最優秀賞を得る。 1992年、カイロ国際実験演劇祭(エジプト)で同作で最優秀演出賞、主演男優賞を受賞した。 1994年、フランスのアビニョン・フェスティバル(オフ)に参加。同年、キシニョフで同国唯一の国際演劇祭「ウジェーヌ・イヨネスコ劇場のビエンナーレ」を組織。文化省の支援をうけ97年からは隔年毎に開催している。 劇団のレパートリーには「ゴドーを待ちながら」の他、イヨネスコ「瀕死の王」、ゴーゴリ「検察官」、シェイクスピア「夏の夜の夢」(いずれもブトカレウ演出)などがある。 演出のペトル・ブトカレウの自劇団以外の演出作品として、オリバー・ゴールドスミス「負けるが勝ち」(ブカレスト、MIC劇場)がある。 また、この数年、毎夏イタリアのトリノで行っている、演劇アカデミーの学生に向けたブトカレウのワークショップも定評がある。
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