●踊り・・・・長嶺ヤス子
Jacob Guerrero
Daniel Torres
●スタッフ
演出・振付・池田瑞臣
振付補・・・和田寿子
Jacob Grerrero
衣装・・・・松竹衣装
ヘアメイク・星野尚之
結髪・・・・奥山光映
照明・・・・坂本義美
音響・・・・田島企画
舞台監督・・小林正昭
題字・・・・柏木白光
写真・・・・今井一詞
主催:長嶺ヤス子
ダンスカンパニー
宣伝広報:菊地 廣 |
『徒雲の果て』梗概
涙が闇を刻む
身を削る罪業の道行き
降りしきる紅蓮の雪に
狂い咲く妖しの炎情
忍びよる官能の壁のなか
焦熱の恋は風にまよう徒雲を編み
声を忍んで暇寝の枕
妄執の衣を奈落の潭(ふち)に紐といて
我と我が身を燃えつくす
雲切れて月の光に蒼ざめし影二つ
悲しみは果てしなく・・・・・
明治時代、東京・浅草の一角に吉原遊郭と呼ばれる歓楽街があり、借金に縛られた女たちが年季奉公の明ける6年間、そこで春を売っていた。
明治44年、吉原の大火が起こり、全てが焼け野原と化した。
そんな中、一人の花魁が見窄らしい若者に助けられ、吉原から逃げ出した。
この花魁を囲う揚屋(あげや)の主人は怒り、追っ手が差し向けられ二人はすぐに捕まってしまった。
花魁は、揚屋の主人ともみ合ううちに、誤って主人を刺し殺してしまう。
二人はその場を逃げ出してしまうが、とうとう警察にまで追われることとなる。
両方に追われる二人には生活する術が無く、女は夜鷹となって夜の街角に立つようになる。
しかしながら、二人はそんな生活に疲れてしまい、生きていく希望を失くした二人は、お定めの心中を決意する・・・・・
※徒雲とは、風のまにまに漂う雲。または、はかなく消えやすい雲。 |