2012年 5月25日(金)19時開演
※開場は開演の30分前
TEL.03-3490-5111(品川区西五反田8-4-13)
・東急池上線「大崎広小路駅」徒歩約1分
・都営地下鉄・JR「五反田駅」西口徒歩約5分
・JR「大崎駅」西口徒歩約7分
入場料■(全席指定)S席15,000円/A席10,000円/B席5,000円
お問合せ■長嶺ヤス子ダンスカンパニー TEL.03-3384-7531
情報問合せ■K・企画 TEL&FAX.03-3419-6318 |
●キャスト・スタッフ
踊り・・・・長嶺ヤス子
アントニオ・デルガード
笛・・・・・藤舎名生
三味線・・・杵屋裕光/杵屋裕太郎
津軽三味線・堀尾由謡/堀尾泰麿
大太鼓・・・藤舎清成
キーボード・栗本 修
構成・・・・・・・・滝澤いっせい
振付・・・・・・・・池田瑞臣
衣装・・・・・・・・松竹衣装
メイク・・・・・・・佐々木純子
結髪・・・・・・・・奥山光映
照明・・・・・・・・望月圭介
音響・・・・・・・・近藤雅明
舞台監督・・・・・・小林正明
題字・・・・・・・・柏木白光
写真・・・・・・・・今井一詞
広報・・・・・・・・菊地 廣
企画・・・・・・・・長嶺ヤス子
主催・・・・・・・・長嶺ヤス子ダンスカンパニー
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●公演概要
作詞家の吉岡治が、水上勉原作の飢餓海峡を、石川さゆりのために脚色した台本をベースに、石川さゆりの歌『飢餓海峡』を入れて踊ります。
大湊の娼婦・杉戸八重は、一夜を共にした犬飼と名乗る、見知らぬ客から、思いがけない大金を渡される。八重はその金で今の境涯から抜け出し、東京に出るが、犬飼の恩を忘れたことはない。
10年後、八重は、新聞に載った舞鶴の食品会社を経営する事業家・樽見京一郎なる人物が、刑余者の更生事業資金に3000万円を寄贈したという記事に添えられた写真に驚愕する。行方の知れない恩人・犬飼の面影があった。八重は舞鶴に赴くが、樽見と会った翌朝、彼女は海岸に浮かぶ死体となって発見された・・・・・・・・・・。
●原作『飢餓海峡』のあらすじ
戦後まだ間もない頃。北海道地方を襲った猛烈な台風により、青函連絡船が転覆して多数の死傷者が出る。現場で遺体収容に従事した函館警察は、身元不明の遺体を2体発見する。それらの遺体は、連絡船の乗船名簿と該当しなかった。同日、北海道岩幌町の質店に強盗が押し入って大金を強奪したうえ、一家を惨殺し証拠隠滅に火を放つ。火は市街に延焼し、結果的に街の大半を焼き尽くす大火となった。(このあたりは現実に起きた洞爺丸事故や、北海道の岩内大火を題材にして執筆されている)。
函館署の弓坂刑事は、身元不明の2遺体が質店襲撃犯3人のうちの2人であり、強奪した金をめぐる仲間割れで殺されたと推測する。同じ頃、青森県大湊(現むつ市)の娼婦・杉戸八重は、一夜を共にした犬飼と名乗る、見知らぬ客から、思いがけない大金を渡される。現在の悲惨な境涯から抜け出したいと願っていながら、現実に押しつぶされかけていた八重に、その大金は希望を与えてくれるものだった。その後、犬飼を追跡する弓坂刑事が大湊に現れて八重を尋問するが、八重は犬飼をかばって何も話さなかった。八重は借金を清算して足を洗い東京に出るが、犬飼の恩を忘れることはなく、金を包んであった新聞と自分が切ってやった犬飼の爪を肌身はなさず持っていた。
10年後、八重はふと目にした新聞の紙面に驚愕する。舞鶴で食品会社を経営する事業家・樽見京一郎なる人物が、刑余者の更生事業資金に3000万円を寄贈したという。記事に添えられた樽見の写真には、行方の知れない恩人・犬飼の面影があった。八重は舞鶴に赴くが、樽見と会った翌朝、彼女は海岸に浮かぶ死体となって発見された。当初は自殺と思われたが、東舞鶴署の捜査官・味村刑事は八重の懐中から樽見に関する新聞の切り抜きを発見し、彼女の死は偽装殺人であると看破する。 彼の執拗な捜査によって、10年前の台風の夜に津軽海峡の海上で起きた殺人事件の姿が浮かびあがってくるのだった。
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