Panic Theatre フリンジ公演 Vol.8
中村 まり子:作・演出
「サイレント・メモリー」
出演:原
知佐子/中村 まり子/真田 薫/丸山 彩智恵/タケウチ コウ/丸山直己/日置哲代/及川直紀
美術:飯田善彦/照明:日高勝彦/音響:井出比呂之/舞台監督:遠藤幸男/写真:伊勢和人
2008年6月4日(水)〜8日(日) 下北沢 OFF OFFシアター
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失われてゆく記憶の底に眠る、褪せることのない想い・・・
脳神経学界の権威である、小野寺ミズキ(原 知佐子)はある日、自分の身体の異変に気付き、自分が勤めていた病院に検査に赴き、自らが「アルツハイマー」に侵されていることが判明する。
長くアメリカに住んでいたミズキには二人の息子があり、夫は早くに他界した、と息子たちには説明していた。現在は次男・草介(及川直紀)一家と日本で暮らすミズキは、息子の家族に迷惑をかけまいと、ケア・ホームへ入る決意をする。日々衰えていく身体、失われていく記憶の数々・・・。
そんなある日、アメリカで暮らす長男の一人息子・守(タケウチ コウ)が、はるばる祖母のミズキを訪ねて来る。彼の面立ちは、ミズキの夫・洋平に生き写しだった。既に病気が進行しているミズキは、孫の守を夫の洋平と思い込む。しかし、洋平はとっくにこの世に居ない筈・・・次男・草介は戸惑い、孫の守はそんな祖母をせめて死ぬまで優しく見守ろうと決心する。
ある日、ミズキの元に不思議な女が現れる。女は「あなたが強がって生きていた間は私が見えなかっただけ。私はあなたが忘れていたあなた自身よ。」と告白する。彼女(中村まり子)はミズキの分身であった。
ミズキは次第次第に現実世界から離れ、「アルツハイマー」という病の中で、異なる世界へ導かれて行く。そして彼女が行き着いた世界は・・・・・・
パニック・シアターお馴染み、笑いの中で不思議な世界へいざなう、心温まるファンタジー・コメディ!