この企画は、いとうせいこうと奥泉光が、小説の面白さを、笑いを取りながら伝えたいと、漫談形式で始めた文学ライブです。 芥川賞作家と稀代の仕掛人が捨て身でおくる、漫談スタイルの超ブンガク実践講座。 小説の書き方・読み方がクスクスわかる?かも!
作家・クリエーターとして活躍する“いとうせいこう”と、芥川賞作家の“奥泉光”が、『文芸漫談』なる耳馴染みのない公演をシリーズで行っている。
内容、構成はいたってシンプルで、文学作品を題材にし、笑いを盛り込み、二人で作品を語っていく、漫談形式のトークショーです。
同類のトークショーのように、作品への理解を与えることにこそ違いはないのですが、そこに、博学がユーモアをまとったような二人の『笑い』が入ることにより、お客さまの興味をより深いところまで誘い、“豊かな文学”になるのでは、との試みです。
料 金■前売・当日:3,000円 全席指定席
開 場■19:00/開 演■19:30/終演予定■21:00
会 場■ユーロライブ TEL.03-6675-5681
渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F
問合せ■K・企画 (TEL&FAX.03-3419-6318)
チケット発売日■2026年1月9日(金)10時より
チケット問合せ■K・企画 (TEL&FAX.03-3419-6318)
◆カンフェティとりおきシステム
https://torioki.confetti-web.com/form/4559
『草枕』と『虞美人草』の間に書かれた中編小説二編。 俗な世相を痛烈に批判し、非人情の世界から人情の世界への転機を示す「二百十日」、その思想をさらに深く発展させた「野分」。
豆腐屋主義≠フ圭さんと奔放な性格の碌さん。
江戸っ子二人の軽妙な会話を通じて、金持が幅をきかす社会を痛烈に批判する『二百十日』。
理想主義が高じて失職した元中学教師の文筆家・白井道也と二人の青年・高橋と中野。
学問、金、恋、人生の葛藤を描く『野分』。
漱石の思想や哲学をもっとも鮮やかに体現する二作品。
<本文「野分」より>
酔興を三たび重ねて、東京へ出て来た道也は、もう田舎へは行かぬと言い出した。
教師ももうやらぬと妻君に打ち明けた。
学校に愛想をつかした彼は、愛想をつかした社会状態を矯正するには筆の力によらねばならぬと悟ったのである。今まではいずこの果(はて)で、どんな職業をしようとも、己(おの)れさえ真直(まっすぐ)であれば曲がったものは苧殻(おがら)の様に向うで折れべきものと心得ていた。
盛名はわが望む所ではない。
威望もわが欲する所ではない。……(本書99ページ)
本名、夏目金之助。
1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)に生れる。
帝国大学英文科卒。
松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学した。
留学中は極度の神経症に悩まされたという。
帰国後、一高、東大で教鞭をとる。
1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表し大評判となる。
翌年には『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。
1907年、東大を辞し、新聞社に入社して創作に専念。
『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。
最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。 享年50才。

1961 年、東京生まれ。
早稲田大学法学部卒業。作家、クリエーター。
『 ノーライフキング』で小説家としてデビュー。
主な作品に『夢七日 夜を昼の國』『小説禁止令に賛同する』『想像ラジオ』『存在しない小説』『鼻に挟み撃ち他三編』。 ノ ンフィクション・対談集に『「国境なき医師団」を見に行く』『ラブという薬』『今夜、笑いの数を数えましょう』『能十番』などがある。
その他、舞台・音楽・テレビなどで活躍中。
公式HP=http://www.cubeinc.co.jp/ito/

1956年、山形生まれ。
国際基督教大学大学院修了。小説家。
主な小説に『ノヴァーリスの引用』『バナールな現象』『「吾輩は猫である」殺人事件』『プラトン学園』『グランド・ミステリー』『鳥類学者のファンタジア』『浪漫的な行軍の記録』『新・地底旅行』『神器—軍艦「橿原」殺人事件』などがある。
1993年『石の来歴』で第110回芥川賞受賞。
2009年『神器—軍艦「橿原」殺人事件』で第62回野間文芸賞を授賞。
2014年『東京自叙伝』で谷崎潤一郎賞を授賞。
2018年『雪の階』で柴田錬三郎賞、毎日出版文化賞を受賞。
2024年『 虚史のリズム』で
第66回 毎日芸術賞を受賞。
公式HP=http://www.okuizumi.com/