設楽幸嗣 プロフィール

(したら こうじ)

1946年6月4日 疎開先の山形県にて誕生。2才の時、家族ともども帰京。

MUSIC

 3才よりピアノを弾き始める。5才の時、処女作「夢の小人」を作曲。玉川学園を経て国立音大作曲科を卒業後、ライブハウス「ジァンジァン」の音楽監督を務め、浅川マキと出会いバックグループを組む。'71年渡米。5年間カリフォルニアに居住し、欧米にて作曲及びプロデュースを研修。
 帰国後、りりィのアルバムをスタートに下条アトム、アリス、徳永英明、等をプロデュース。シャンソンでは、阿部レイ、秋篠樹里亜、宇野ゆう子、林 隆三、等のコンサートをプロデュース。
 その間に、自身のアルバム「F.B.C.組曲」を発表。収録曲の「UNSEEN」を始め「時の流れ」、「花の舞」、「ANGEL」、「めぐり逢い」、「ディスタンス」「幻眠(まどろみ)」「夢のまた夢」「一期一会」等、数多くのオリジナル曲を創作。
 また、「∂ーWAVE」、「幸せ色の風−エチュード」等の穏やかで美しいメロディは精神の安定、心の癒し、潜在意識を呼び起こさせる独特の世界を持っている。
 ドラマチックでありながら、心のずっと奥底に響いてくる繊細なピアノの音色・・・
 対照的に、岩をも砕け散らしてしまいそうな、パワフルな歌声・・・
 カテゴリーやジャンルの枠を全て超えたところに、設楽幸嗣の世界がある。
 1999年12月に、その一部をまとめたCD「La Musique―こんにちはお元気ですか―」を自主制作し、行商コンサートを行っている。

MOVIE MAGAZINE RADIO

 5才で松竹映画「夢と知りせば」でデビュー。個性的な名子役の誉れ高く、音大受験の18才「おはなはん」まで30本の映画に出演。代表作「黄色いカラス」「子供の眼」「お早よう」「大津波」(日米合作)。その他雑誌「少年画報」の表紙を7年間飾る。
 FM東京「音楽って何だ」のホスト役。他・・・

PERSONAL

 8才より茶道を始める。15才にて石洲流茶道教授となる。雅号「古楽庵宗幸」。
 24才の時、母(一楽庵宗美)より家元を継ぐ話しが持ち上がるが、渡米のため断念。
 父(設楽幸聖)「日本正統運命学研究会会長」より学んだ東洋哲学をベースに、渡米中マスターしたカウンセリング、ヒーリング及びライフ・プロデュースを音楽本来の姿と結びつけ自己開発セミナー等を行う。又、現代音楽の大家・武満 徹は伯父にあたる。
 

CONCERT

 「ジァンジァン」時代は、自己のトリオを率いて「設楽幸嗣の夕べ」を2年間に渡り、毎月実施。'78年より「THE GREAT SESSION」と題しユ85年3月まで30本のコンサートを行なった。その後、10年間の充電期間を経て、'95年5月よりソロ・コンサートを再開した。
 最近のコンサートは、2000年6月に新橋・内幸町ホールで行われた。

 現在、大広間のあるご家庭。養護施設、老人ホーム、もちろんコンサートホールなど、ピアノがあればどんな所へでも出張してコンサートを開いている。