一般社団法人 壁なき演劇センター公演
日本・セルビア演劇交流プロジェクト Vol.5
『SKAKAVCI いなごたち』


作●ビリヤナ・スルビリャーノヴィチ
翻訳●後藤絢子
演出・構成●杉山剛志

【2020年3月25日(水)~29日(日)】

25日(水) 26日(木) 27日(金) 28日(土) 29日(日)
  14:00※ 14:00※ 14:00※ 14:00
19:00 19:00 19:00 19:00  

     受付は開演の45分前。開場は開演の30分前。

     ※印は終演後にアフタートークを予定しています
       <日本語上演/セルビア語字幕予定(もしくは英語)>

     前売4,000円/当日4,500円/学生3,000円/外国籍2,000円
     チケット申し込み●カルテットチケット予約フォーム

     お問合せ●K・企画 TEL:03-3419-6318/メール問合せ

     於:シアター風姿花伝 TEL:03-3954-3355 (劇場事務所)
     〒161-0032 東京都新宿区中落合2-1-10
     JR山手線「目白駅」より 徒歩18分/バス6分
     都営大江戸線「落合南長崎駅」より 徒歩12分
     西武池袋線「椎名町駅」より 徒歩8分
     西武新宿線「下落合駅」より 徒歩10分

 

     後援■セルビア共和国大使館
     助成■芸術文化振興基金
     主催■一般社団法人 壁なき演劇センター
        Facebook ツイッター インスタグラム


<出演>
中村あさき/小篠一成/廣畑達也/山上優/岬万泰/大塚みどり
灘波愛/葛たか喜代/森山光治良/鈴木秀幸/松本 邦裕

<スタッフ>

美術:加藤ちか/照明:大野道乃/音響:島猛/音響オペ:望月肇/舞台監督:影山翔一
演出助手:安藤繭子 映像:浜嶋将裕/衣装:稲村朋子/振付:三東瑠璃
ヘアメイク:佐竹静香/字幕翻訳:高橋ブランカ/宣伝美術:内山真菜美
監修:宗重博之 制作:菊地廣/制作補佐:川井麻貴、竹下千里

後援:セルビア共和国大使館
協力:日本セルビア協会、劇団黒テント、(株)エム・エフ・プランニング、チリムーロ
助成:芸術文化振興基金
主催:一般社団法人 壁なき演劇センター
情報問合せ:K・企画(TEL.03-3419-6318)

<公演概要>

2019年のベトナム国際演劇祭で最優秀作品賞(「ワーニャ伯父さん」- 作:チェーホフ/演出・構成:杉山剛志)をはじめ数々の賞を受賞した、壁なき演劇センターとセルビア気鋭の女流劇作家の出逢いによる、分断した現代社会をブラックユーモアで描いた日本初訳初演作品!

<登場人物>

    ・ナデジュダ (三十五歳) ミラン(三十五歳)
    ・ダーダ (三十六歳)
    ・フレディ(三十九歳)
    ・アレグラ(十歳)
    ・ジャナ(五十歳)
    ・マクシム(マックス、五十五歳)
    ・イグニャトヴィッチ氏(七十五歳)アカデミーの会員、ミランの父
    ・ヨヴィッチ氏(八十歳)なにものでもない。フレディとダーダの父
    ・スィミッチ氏(七十七歳)なにものでもなく、誰ともどんな関係も持っていない。
    ・ペトロヴィッチ夫人(七十八歳)ジャナの母

<作品梗概>

雨が降り続く、とある夏の始まり。
人気のレストランでは何にも属さないメイク係とテレビの人気司会者がデートをし、由緒ある大理石のロビーでは、今では何者でもない老人が影響力のある友を信じて待っている。
自信も職もない男は、学校に行かない娘と、愛以外を理由に二人目を妊娠した妻から出された不味い朝食を食べ、テラスではゲイの医者と未だに彼を軽蔑している認知症の父が食事に手を付けずに座っている。
そして、狭いアパートでは、孤独な女が突然自分のもとに訪れた老いた母の大
きなスーツケースを見つめている。
夏が終わる日の夜。
奇妙に・繋がりー堂に会したパーティーで、ついに彼らの抑え込んでいた感情は、堰を切って溢れ出した・・・

分断した現代社会、
世界から取り残された人々、
社会的弱者への日常的な不寛容さ、
世代間ギャップ、過去の拭えなぬ傷跡、
老いへの恐れ、若者の狂気、
今日の社会における価値基準の崩壊をブラックユーモアで描く。

 

○ベオグラード初演:2005年(ユーゴスラビアドラマ劇場)演出:Dejan Mijač
○ドイツ初演:2006年(シュトゥットガルト州立劇場)演出:Barbara David-Bruesch
○スイス初演:2015年(バーゼル劇場)演出:Miloš Lolić

ビリヤナ・スルビリャーノヴィチ(作家)Profile

1970年ベオグラード生。ベオグラード芸術大学のドラマトゥルク・演劇科で学ぶ。
95年より劇作を始め、デビュー作『ベオグラード・トリロジー』(95)は98年にベオグラードで初演され、ボンでのトリエンナーレに招聘された。同年、『家族の物語 ベオグラード』(98)がノビサドの演劇祭で最優秀作品賞を受賞、99年にはハンブルク・シャウシュピールハウスでアンセルム・ヴェーバー演出によりドイツ語上演された。
99年の空爆時には、シュピーゲル誌(ドイツの雑誌)に日記や時評、エッセイを寄稿して一躍有名になった。
2000年にはチェコのブドバルで『転落』が初演される。2001年には『スーパーマーケット。ソープオペラ』をウィーンで初演(シャウビューネ(ベルリン)、ウィーン芸術週間委嘱作品)。2002/03年にはニューヨークで教鞭をとり、その間に『ゴッド・セイブ・アメリカ』を執筆、本作は2003年の秋に上演された。
『いなごたち』は2006年、「テアター・ホイテ」の選ぶ“ベスト海外戯曲”にランクイン(ドイツ初演:2006年4月22日、シュトゥットガルト州立劇場、演出=バルバラ・ダヴィド=ブリュシュ)。2016年4月22日にはスイス初演(バーゼル劇場、演出はベオグラード出身のミロシュ・ロリッチ)。『人生は自転車じゃない』は2011年ボッフム・シャウシュピールハウスで世界初演。演出はアンセルム・ヴェーバー。
その他、『バルベロー子供たちと犬たちについて』(08、ドイツ初演は09年2月20日、シャウシュピール・エッセン)、『この墓は小さすぎる』(世界初演:シャウシュピールハウス・ウィーン、2013年10月16日、演出=ミハウ・ザダラ(ポーランドの演出家))も成功を収め、次々と新しい演出で上演され、様々な国際演劇祭に招聘される。
受賞、ノミネートにエルンスト・トラー賞(99年)、EU主催のヨーロッパ賞New Theatrical Realities部門(ノミネート、2007年)など。これまでに100以上の演出で上演されている。
ベオグラード在住。

杉山剛志(構成・演出) Profile

一般社団法人 壁なき演劇センター 代表理事

5年間にわたりフランス・パリ・コンセルヴァトワール教授から体系的な俳優教育を受ける。 2008年からロシア国立モスソヴィエト劇場にて芸術副監 督演出家ユーリー・エリョーミン氏に師事。同劇場に研修演出家として所属し、演劇の本場モスクワで演出を学ぶ。公演活動の他、国際スタングード の体系的俳優育成や、アジア諸国の子供たちを対象にしたシアター・エデュケーションも継続的に実施している。
2015年のステーリノ・ポゾリェ国際 演劇祭(セルビア)に『バルカンのスパイ』(コバチェビッチ作)が正式招聘され第4位に入賞。
2016年のベトナム国際演劇祭で最優秀作品賞および 最優秀演出家賞を受賞。
2017年には『かもめ』(チェーホフ作)がベオグラード国際演劇祭(セルビア)と国際マルチメディアフェスティバル(ボス ニア・ヘルツェゴビナ)の国際演劇祭へ正式招聘され東欧3カ国5都市ツアーを実施。
2018年には国立ベトナム青年劇場との共同制作『ワーニャ伯父 さん』を現地ハノイにて滞在創作し、ベトナム3都市ツアーを実施後、国立劇場の正式なレパートリー作品となり現在もなお上演され続けている。同作品は、2019年のベトナム国際演劇祭で最優秀作品賞を受賞。
今年の春より国立ベトナム青年劇場の芸術監督に就任し、同国立劇場にて創作活動を展開する。

 

【一般社団法人 壁なき演劇センター Theatre Centre Without Walls】の活動

文化・民族・国籍・所属などに関係なく舞台芸術に関わる者が、一つの共同活動体として相互理解を築き、演劇を媒体として社会との関わりを目指すことを目的に活動している。
設立後は、国際交流基金アジアセンターの助成で、タイ、フィリピン、ベトナムで演劇ワークショップを実施。
2016年にはチェーホフ『かもめ』を制作し、同年11月にベトナム 国際演劇祭に参加。最優秀作品賞、最優秀演出家賞、最優秀俳優賞など7つの賞を受賞。
2017年6月に『ビザール~奇妙な午後~』を制作し、同年9月には『かもめ』にてベオ グラード国際演劇祭(セルビア)とボスニア・ヘルツェゴビナの演劇祭への正式招聘参加を含む南東欧3カ国5都市ツアーを実施。
2018年には国立ベトナム青年劇場および国立 ベトナムドラマ劇場との共同制作。国立ベトナム青年劇場との共同制作『ワーニャ伯父さん』は3ヶ月間の現地滞在制作を経て創作し、ベトナム3都市ツアーを実施。
その上演は テレビ、新聞、雑誌、Webなど各メディアで連日取り上げられ、ベトナムの演劇シーンに大きな衝撃と旋風を与えた。
現在は、国立劇場の正式なレパートリー作品となり今なお 上演され続けている。
昨年11月にはベトナムから俳優を招聘し、シアタートラムや横浜での招聘公演を行った。