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●こちらは「文芸漫談」の過去の公演リストです

Vol.06●2007年 9月22日(土)夏目漱石『坊っちゃん』


料 金■2,000円(全席自由)
会 場■北沢タウンホール(03-5478-8006)

    世田谷区北沢2-8-18

作品詳細

『坊っちゃん』梗概

無鉄砲な江戸っ子の坊っちゃんの少年時代と、何くれとなく坊っちゃんの世話を焼く下女の清の描写から、『坊っちゃん』の物語は始まる。
成長した坊っちゃんは物理学校(東京理科大学)を卒業して、四国の中学校に数学の教師として赴任する。赴任先の学校で、坊っちゃんは、校長には狸、教頭には赤シャツ、画学の教師は野だいこ、英語の教師はうらなり、数学の主任教師には山嵐と、さっそく綽名を付けてやる。
天麩羅蕎麦を四杯食べたことや温泉の湯船で泳いだことを冷やかされたり、宿直の日に蒲団の中にバッタ(正体はイナゴ)を入れられるなどして、坊っちゃんと生徒との悶着の種はつきない。
教頭の赤シャツは坊っちゃんを取り込もうとするが、遠回しに山嵐を中傷する赤シャツの陰湿さに、坊っちゃんは却って頑なになる。下宿の婆さんの噂話で、赤シャツがうらなりから婚約者のマドンナを横取りした一件を知らされて、うらなりに同情した坊っちゃんは憤慨する。
会津っぽの強情な山嵐とは、奢ってもらった一銭五厘を返す返さないの喧嘩をきっかけにして、逆に親しくなる。赤シャツの策謀で、うらなりは延岡へ転任させられるが、その送別会で、赤シャツやマドンナを揶揄する祝辞を放った山嵐に、坊っちゃんは快哉を送る。
日露講和条約の祝勝会の日に、中学校と師範学校の生徒の乱闘事件に坊っちゃんと山嵐は巻き込まれる。赤シャツに乱闘事件の責任を擦り付けられ、山嵐は免職される。
赤シャツの非道に憤激した坊っちゃんと山嵐は、芸者帰りの赤シャツと野だいこを捕まえ、拳骨で制裁を加える。
中学校に辞表を出した坊っちゃんは東京に帰り、街鉄の技手となって清を引き取る。清が死んだ後に小日向の養源寺に葬られた事を記して、『坊っちゃん』の物語は終わる。

夏目漱石 <1867年〜1916年>

本名、夏目金之助。
1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)に生れる。
帝国大学英文科卒。 松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学した。
留学中は極度の神経症に悩まされたという。 帰国後、一高、東大で教鞭をとる。
1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表し大評判となる。 翌年には『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。
1907年、東大を辞し、新聞社に入社して創作に専念。 『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。
最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50才。

出演者プロフィール

いとうせいこう

1961年、東京生まれ。
早稲田大学法学部卒業。 作家・クリエーター。
『ノーライフキング』で小説家としてデビュー。
その後『ワールズ・エンド・ガーデン』『解体屋外伝』『豊かに実る灰』『波の上の甲虫』などを執筆。
2013年『想像ラジオ』で第35回野間文芸新人賞受賞。
最新作『鼻に挟み撃ち』(2013年すばる12月号)で2度目の芥川賞候補にノミネート。
主なエッセイ集として『見仏記』(共作/みうらじゅん)『ボタニカル・ライフ』などの他、舞台・音楽・テレビなどで活躍。
公式HP=http://www.froggy.co.jp/seiko/


奥泉 光

1956年、山形生まれ。
国際基督教大学大学院修了。小説家・近畿大学教授。
主な小説に『ノヴァーリスの引用』『バナールな現象』『「吾輩は猫である」殺人事件』『プラトン学園』『グランド・ミステリー』『鳥類学者のファンタジア』『浪漫的な行軍の記録』『新・地底旅行』『神器—軍艦「橿原」殺人事件』などがある。 1993年『石の来歴』で第110回芥川賞受賞。
2009年『神器—軍艦「橿原」殺人事件』で第62回野間文芸賞を授賞。
2014年『東京自叙伝』で谷崎潤一郎賞を授賞。
公式HP=http://www.okuizumi.com/