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●こちらは「文芸漫談」の過去の公演リストです

Vol.05●2007年5月22日(火)ガルシア=マルケス 『予告された殺人の記録』


料 金■2,000円(全席自由)
会 場■北沢タウンホール(03-5478-8006)

    世田谷区北沢2-8-18

作品詳細

『予告された殺人の記録』梗概

この作品には作者自身の仕掛けとして、殺されたサンティアゴの親友であり、また、殺した側の親戚関係にあたる語り手の<わたし>が登場し、いわば中立的な立場の探偵となって、人々の記憶や裁判所の調書をもとに、約三十年前の事件の全貌を明らかにするという、一種の推理小説となっている。

町をあげての盛大な結婚式の翌朝、花嫁アンヘラが処女でないことが知れて実家に返された。妹の名誉のために、双子の兄たちは妹が白状した相手の男・サンティアゴ・ナサールを殺すと予告した。
ところが、この あまりにもあからさまな予告と、それを聞いた人たちの殺人回避への努力がなされたにもかかわらず、 殺人は実行され、サンティアゴは滅多切りにされた。 一体、事件はなぜ避けられなかったのか?

舞台は共同体としての町。
事件のきっかけを作ったのは、よそ者として流れてきた青年、バヤルド・サン・ロマン。
彼は、訝しがられながらも次第に共同体に食い込み、やがては近代的な人間、英雄と祀り上げられ、アンヘラを結婚の相手として選ぶのだが、彼女自身は望んでいなかった。
町をあげての婚礼は、いわば英雄に捧げる犠牲(いけにえ)の儀式のように盛大に行われた。
ところが、神聖であるべき花嫁のアンヘラが汚れていたことが花婿のバヤルドに知られ、彼は誇り高くアンヘラを実家に返してよこす。
妹の名誉を傷つけられたアンヘラの双子の兄たちは、名誉回復のため、妹が挙げた男・サンティアゴの殺害予告をする。
町中の人々が彼らを引き止めているこのあまりにもあからさまな状況の中、この不合理な事件は、まるで人々を宿命のごとく操り、ハンサムな青年・サンティアゴをスケープゴート(犠牲の山羊)として選び、彼は殺害されてしまう。
厳粛な共同体として存続してきたこの町にいったい何が起こったのか・・・・・

その答えは、<わたし>が提供する資料から読者にご判断いただきたい!

G・ガルシア=マルケス<1928年〜2014年>

南米コロンビア出身。
「魔術的リアリズム」の旗手として知られる。、
幼少期は両親とは離れ、祖父母のもとで暮らした。祖父母はともに話を聞かせるのがうまく、元軍人の祖父は軍人のあり方やコロンビアの歴史、殺人が心に残す重荷について、祖母は民話や迷信、幽霊を孫に語って聞かせたという。特に祖母の話は「百年の孤独」に大きな影響を与えた。
その後はジョイスやウルフ、カフカやフォークナーの作品にも影響を受けた。
大学卒業後は、新聞記者やコラムニストとして活動する一方で小説を書くようになり、67年発表の「百年の孤独」で名声を確立。同書はこれまでに20数カ国語に訳され、2000万部を超える世界的ベストセラーとなった。
1982年にノーベル文学賞を受賞した。
スペイン語世界において、「ドン・キホーテ」で有名な16世紀のスペインの作家、ミゲル・デ・セルバンテス以降、最も重要な作家とも評されている。

出演者プロフィール

いとうせいこう

1961年、東京生まれ。
早稲田大学法学部卒業。 作家・クリエーター。
『ノーライフキング』で小説家としてデビュー。
その後『ワールズ・エンド・ガーデン』『解体屋外伝』『豊かに実る灰』『波の上の甲虫』などを執筆。
2013年『想像ラジオ』で第35回野間文芸新人賞受賞。
最新作『鼻に挟み撃ち』(2013年すばる12月号)で2度目の芥川賞候補にノミネート。
主なエッセイ集として『見仏記』(共作/みうらじゅん)『ボタニカル・ライフ』などの他、舞台・音楽・テレビなどで活躍。
公式HP=http://www.froggy.co.jp/seiko/


奥泉 光

1956年、山形生まれ。
国際基督教大学大学院修了。小説家・近畿大学教授。
主な小説に『ノヴァーリスの引用』『バナールな現象』『「吾輩は猫である」殺人事件』『プラトン学園』『グランド・ミステリー』『鳥類学者のファンタジア』『浪漫的な行軍の記録』『新・地底旅行』『神器—軍艦「橿原」殺人事件』などがある。 1993年『石の来歴』で第110回芥川賞受賞。
2009年『神器—軍艦「橿原」殺人事件』で第62回野間文芸賞を授賞。
2014年『東京自叙伝』で谷崎潤一郎賞を授賞。
公式HP=http://www.okuizumi.com/